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伊勢丹屋上階段のステンドグラス(建築探偵見習日記②)

病院の帰り、バスが丁度新宿伊勢丹前に着くので、
ついつい「平日のデパート」というものを満喫したくなり、
(普段出来ないじゃない~)
伊勢丹でお茶してしまいます。

最近カバンに建築探偵バイブルである文庫本
『建築探偵術入門』(東京建築探偵団編・文春文庫ビジュアル文庫)を携行しているため、
お茶のお供に出してみる。
何か近くに他の物件はないかなーと、・・・
実は伊勢丹自体も昭和8年に作られた、立派に建築探偵に値する物件なのですが、
こういうとこは、外装はともかく、内装はもうガラッと変わってるしなぁ・・・
と、念のため読み直すと、おおっと目を引く記事。
『本館屋上に出る階段上のステンド・グラスである。
これは、代表的なガラス工芸家小川三知によるもので、
ガラスに絵を描かず、色ガラスを組み合わせて図柄とするアメリカン・スタイルの技法で制作されている。
ただし、ガラスの質感を変えて淡色の妙見せるという手法は、
彼が得意とした日本独特のもの。』
と・・・
小川三知(さんち)・・・
なんか、最近聞いた名前だなぁ・・・ステンド・グラス・・・
あっ!小笠原伯爵邸だ!
小笠原伯爵邸は、先日の記事に書いたとおり、おほほ・・・のお姉様がいらしたので、
内部については写真を撮れなかったので、前回の記事には出てこないのですが、
いただいてきたパンフレットに小川三知(さんち)の名前と写真が出ていて、
邸内に何カ所かステンド・グラスが残っていて、それがこの方の作品なんだそうです。
なんだか、すごい巡り合わせ!

早速屋上へ・・・先週屋上庭園へ来たばかりですが、その時とは違う階段だったようです。
20060713173240.jpg

思ったより大きい、壁面いっぱいのステンド・ガラス。
20060713173254.jpg

20060713173306.jpg

20060713173214.jpg
ガラス1枚1枚質感の違うものを使っています
20060713173150.jpg


でも、作品名も作者名もプレートはまったく掛かっていませんでした。
今の社長は、この価値をわかっとるんやろうな~っ。
壊したらあかんで~。

階段の雰囲気も、「屋上」のプレートも、ここだけレトロで
人影も少なく、子供の頃のデパートの屋上に取り残されたような錯覚に、
一瞬陥りました。
20060713173201.jpg
レトロな看板
なんだか昔のデパートみたい♪20060713173227.jpg


さて、病院の帰り、先日の小笠原伯爵邸の外壁の写真が逆光だったので、
撮り直そうともう一度行ってみたのですが?!
↓to be continued!

さて、
この前は、逆光で、壁画の色がいまいちだったけど、今日の天気なら・・・
と、撮り直しに行ったら、な、なんと!
たったこの1週間のうちに、高い塀が出来ていて、写真がとれな~い!
やはり、私の先週の挙動がアヤシ過ぎたのでしょうか?
だから?だから、壁高くしちゃったの?
ケチ~!

☆先週の画像。塀の上にカメラを固定して丁度このアングルでした
逆光だったのー(涙)


☆昨日の画像。塀には手が届かず、道の反対側にまで下がって、背伸びしても、まだ塀が入ってしまう・・・20060713173107.jpg

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Comment

surugaki

建築探偵「見習」日記 06.07.11なのに、アツプされたのが
7月13日とは、気合が感じられます。確かに密度の高い内容で、
感服いたしました。先回、師匠に弟子入りしたばかりですから、
おとなしく拝読いたしますので、よろしくお願いいたします。
追伸:三信ビルディングをリンクさせていただきました。
http://surugaki.exblog.jp/2836154/

すろう

うわぁ~ん、なんか追っかけ状態になってるしi-183
それにここにもレトロなかほりが・・・
ステンドグラスすげー
質感が違うんですか。この微妙な濃淡が上品ですねぇ(うっとり)
壁画はなんか美味そうだねぇ。
デパートといえば、チビが3歳の時エレベーターに1人で
飛び乗って全部の階のボタンを押しやがって
困った事があったなぁ。i-183

ルーズメリー

白あずきさん。
おはようございます。
建築探偵「見習い」面白いですね~。
是非 シリーズ化を。。。。
と言っても、現在の白あずきさんはもうすでに
「見習い」では ないわけで。。。(ありゃ!)
三越に こんなにステキな物が残っていたんですね。
「ステンドグラス」は この淡色の妙見せるという手法の物が好きです。
図らずも、私も建築関係の記事をアップしたばかりで、探偵白あずきさんの見習いにして頂きたいなんて思っています。
「え!ダメ!やはり、間に合っていますか!」

白あずき

物件(建築探偵の場合、物件といいます)を見に行ったのは11日だけど、そのあと、「正雪」にやられて、一日無駄にしていたと・・・そう見抜いておいでかな?
三信ビルは、その後まだあるんですかね?
早く見に行かなくては~!
これを見ずして、建築探偵見習の名は語れぬぞー。

白あずき

ネ、ネ、レトロのかほりが、「屋上」の文字あたりから漂ってくるでしょ?
この階段を下りると、「特別食堂」とかあって、
”お子様ランチ”がありそう♪
うちの田舎のデパートでは、私が子供の頃屋上でペンギン飼ってたんすよ、ほんと。
さすが、北緯38度。

白あずき

あなたはもう立派な探偵見習いです!
だけど!
「三越」じゃなくて、「伊勢丹」ですからね。
間違えて行かないでね。
そして、なんとタイムリーなことに、旧岩崎邸にも、小川三知さんのステンド・グラスがあったんですよー。
ちゃんと見たかな~?
洋館に2枚、内玄関に1枚、ビリヤード場に1枚・・・でも、私が行ったときは洋館とビリヤード場が工事中で、ほとんど見てないんです。
もう一回行かなくちゃ。
そん時は、ちゃんと写真撮ってきますv-218

アベッカム

新宿の伊勢丹には、数えるほどしか行ったことがありません。

こんないいものがあると知っていたなら、きっと出かけていたことでしょう。ちなみに、地下の映画館へは、良く行きました。「男はつらいよ」とか。

 自然のモチーフを、図案化して作品にする、私には出来ない芸当です。先日、宇和島の博物館でオモダカを図案化したデザインを見たばかりで、とにかく、日本人が昔から、こういう遊び心があったのだなあと、感心していたところでした。

 探偵シリーズ、面白いです。知らないことばかりで、とても興味をそそられます。
  • URL
  • 2006/07/15 11:13

白あずき

昔の人が作った建物って、遊び心があって、
あれ?なんでこんなとこに棚が?窓が?彫刻が?
・・・みたいのを探して歩くのが楽しいです。
だから、探偵やめられない・・・。
今の建物は、遊び心あってもミエミエなので、つまんないです。
また、なにかみつけたらご報告しますね。

m.m

>ガラス1枚1枚質感の違うものを使っています
ホントウだぁ、身近から撮った写真と、この解説で
彼の仕事の素晴らしさが伝わってきますね。
階段もなぜ、レトロに感じるのかなぁ?と考えてみると、
壁から手摺に至るまで、大理石貼り。
今なら手摺はスチールを見ることが多いですね。
しかも床のPタイル、この青って懐かしい感じがします。

そして吹き抜けている部分
上から覗くの好き~i-179
最近は、危ない危ない危ない!と柵やネットだらけで、
こういう風に品のあるデパートは少なくなっていますね。
後世に残したい建物です(←なんだか爺に似ているなぁ)

白あずき

なんだか、この部分だけ改修し忘れたみたいで、時間が取り残されてるみたいな不思議な空間でしたよ。
考えてみると、こんなに色の少ないステンド・グラス、よくお施主さんのOKが出たなーと思うのですが、小川さんのネーム・バリューがそれだけあったんでしょうね。

そういえば、Pタイルも使われなくなりましたね。

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Author: 白あずき
基本的には、フラフラするのが好き。
旅行したり散歩しながら、道端の植物やお店を覘いたり、美味しいお菓子を探したり・・・
現実はそんなことばかりもしていられないので、せめてブログでフラフラしよう・・・

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