高崎哲学堂 (旧井上房一郎邸)
- 2006/10/24 22:40
- Category: 建築探偵
先週末、私のお花のお師匠さんが高崎で開いてるお教室の花展があり、
高崎哲学堂(旧井上房一郎邸)に行ってきました。

この建物は、実は近頃話題?のフランク・ロイド・ライトの弟子であるA・レーモンドの設計といっても過言はではない建物なのです。


以前、kuboさん、m.mさんも記事にしてらっしゃるのを見ていたので、
いつか行きたいと思っていたのに、
まさかお師匠の花展で行けるとは?!
以下、ワタクシの建築の師、写真の師、人生の師、バーチャル妹であるm.mさんの解説を
(無断で)お借りしながら説明しますと、
ブルーノ・タウトを支援し、群馬交響楽団や群馬音楽センター・県立近代美術館など「文化の街高崎」の芸術・文化に尽力した井上房一郎が41年間居住した住宅。
2000年に高崎市都市景観重要建築物に指定されています。
1952年に井上は自宅の焼失に遭い、親交のあったA・レーモンドの「麻布笄町の自邸」に惚れ込み、平面図を借り受け、大工に実寸を採らせ、本来は細部の図面のなかったこの住宅を、まったくそっくりに再現した。現在「麻布自邸」は取り壊され、瓜二つのこの住宅にて「レーモンド・スタイル」を実感できる。
ただし、相違点が五つ
事務所付き二棟であったのを一棟にし、東西を反転させ、プールの庭が竹と石燈籠の庭になったこと。そして夫人の為の部屋を寝室と厨房の間にし、靴ばきから靴を脱いで生活するスタイルに変えたこと。
ということです。(緑字部分はm.mさんの分です。ありがとう!)


ですから、レーモンドのマネっこではあるが、オリジナルがない今、
その面影を思い出すよすがとなる貴重な建物とのこと。
現在はボランティアで維持管理していますが、
今回の花展の前の週は別流儀の花展をやっていたり、
勉強会に使ったりと、高崎の文化振興に大部貢献しているようです。

お庭にもこんな秋らしい花が沢山生けられました
花展は土日とあり、私は初日の午後伺い、
ゆっくりと建物とお花と写真を撮って、
遊んで帰るつもりだったのですが、
師匠に、「あなたも1品生けていきなさい!」と突然言われ、
もう大部暗くなった中、残った花材で、一点仕上げました。
その後、風呂場で残った花の片付けをしたり、
かなりドップリと哲学堂を楽しんでまいりましたよ。
(色んな意味で・・・ほんと汚い・・・)
(きれいな部分は、)
作りつけの家具が多いのが、便利そう。
丸太を組んだり、山荘風なのがレーモンドぽい?


実は邸内にお茶室もあるけど、維持改良費がなくて、ほったらかしとのこと。
もったいなや~。
確かに台所から北側は汚かったけど、現状ではあんな使い方なんでしょうね・・・。


こんな図面が、裏の部屋に無造作に置いてある・・・
kuboさん、m.mさん、TBお待ちしています<(_ _)>
以下、お花をちょっとだけご紹介↓
高崎哲学堂(旧井上房一郎邸)に行ってきました。

この建物は、実は近頃話題?のフランク・ロイド・ライトの弟子であるA・レーモンドの設計といっても過言はではない建物なのです。


以前、kuboさん、m.mさんも記事にしてらっしゃるのを見ていたので、
いつか行きたいと思っていたのに、
まさかお師匠の花展で行けるとは?!
以下、ワタクシの建築の師、写真の師、人生の師、バーチャル妹であるm.mさんの解説を
(無断で)お借りしながら説明しますと、
ブルーノ・タウトを支援し、群馬交響楽団や群馬音楽センター・県立近代美術館など「文化の街高崎」の芸術・文化に尽力した井上房一郎が41年間居住した住宅。
2000年に高崎市都市景観重要建築物に指定されています。
1952年に井上は自宅の焼失に遭い、親交のあったA・レーモンドの「麻布笄町の自邸」に惚れ込み、平面図を借り受け、大工に実寸を採らせ、本来は細部の図面のなかったこの住宅を、まったくそっくりに再現した。現在「麻布自邸」は取り壊され、瓜二つのこの住宅にて「レーモンド・スタイル」を実感できる。
ただし、相違点が五つ
事務所付き二棟であったのを一棟にし、東西を反転させ、プールの庭が竹と石燈籠の庭になったこと。そして夫人の為の部屋を寝室と厨房の間にし、靴ばきから靴を脱いで生活するスタイルに変えたこと。
ということです。(緑字部分はm.mさんの分です。ありがとう!)


ですから、レーモンドのマネっこではあるが、オリジナルがない今、
その面影を思い出すよすがとなる貴重な建物とのこと。
現在はボランティアで維持管理していますが、
今回の花展の前の週は別流儀の花展をやっていたり、
勉強会に使ったりと、高崎の文化振興に大部貢献しているようです。

お庭にもこんな秋らしい花が沢山生けられました
花展は土日とあり、私は初日の午後伺い、
ゆっくりと建物とお花と写真を撮って、
遊んで帰るつもりだったのですが、
師匠に、「あなたも1品生けていきなさい!」と突然言われ、
もう大部暗くなった中、残った花材で、一点仕上げました。
その後、風呂場で残った花の片付けをしたり、
かなりドップリと哲学堂を楽しんでまいりましたよ。
(色んな意味で・・・ほんと汚い・・・)
(きれいな部分は、)
作りつけの家具が多いのが、便利そう。
丸太を組んだり、山荘風なのがレーモンドぽい?


実は邸内にお茶室もあるけど、維持改良費がなくて、ほったらかしとのこと。
もったいなや~。
確かに台所から北側は汚かったけど、現状ではあんな使い方なんでしょうね・・・。


こんな図面が、裏の部屋に無造作に置いてある・・・

kuboさん、m.mさん、TBお待ちしています<(_ _)>
以下、お花をちょっとだけご紹介↓
surugaki
この続きは、また明日。FC2ブログは「編集」が付いているのが
良いと、しみじみ思いました。
その翌日・・・正にレーモンドですね。このような建物が、
今でも展示会などに使われているところに価値を感じます。
ブルーノ・タウトは、日本人が気づかなかった桂離宮の
美しさを教えて頂きました。どちらも、日本の文化に大きな
影響を与えましたね。桂離宮は、2度伺いましたが、こちらには
伺った事がありませんので、是非、伺いたいと思います。