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冬の京都町歩き⑤・・・好事福廬(こうずぶくろ)

まだまだ昨年末の京都記事クリアランス期間でございます。

さて、去年の夏にアップした老松さんの『夏柑糖』というお菓子、
(夏蜜柑をくり抜いて、果汁にゼラチンを混ぜて皮に流し込んで固めたお菓子)
美味しそうだったでしょ?でしょ?
美味しいんですよー。
(見てない人は↑老松さんの『夏柑糖』をクリック!)
で、今回は、夏蜜柑ではなく、紀州蜜柑を使った冬のみかんゼリーをご紹介します。

京都寺町二条の「村上開新堂」さんの『好事福廬』
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村上開新堂さんは、明治37年創業。
京都で一番古い洋菓子やさんといわれており、
この『好事福廬』の他、ロシアケーキというクッキーでも有名です。
お菓子自体元々有名だったと思いますが、
『好事福廬』を更に有名にしたのは、
美食家で有名な歴史小説家・池波正太郎さんが、
このお菓子が好きで、『食卓の情景』という本で紹介した影響が大と思われます。
かくいう私も、池波さんの本で知り、
それからもうすっかり虜になってしまったひとり・・・。

で、大変手抜きですが、池波さんの本から、部分引用させていただきます。

”材料は蜜柑である。それも、紀州蜜柑の大きなやつ。
 この中身をゼリーにする。蜜柑の実をしぼったジュースへ、
 キュラソーをそそぎ、ゼラチンでむっちり固めたものを、
 また蜜柑の皮へつめこみ、パラフィン紙で包み、
 蜜柑の葉の形のレッテルをひもで下げる。
 古風な、いかにも明治・大正をしのばせるデザインなのだが、
 いまも変わらぬ。
 [村上開新堂]は、明治末の開業で、
 [好事福廬]は、初代の店主が工夫考案した洋菓子である。”

(池波正太郎『食卓の情景』新潮文庫、”好事福廬と煮こごり”より)
20070128234012.jpg
包装は、当時のまま

人気商品なので、予約していくのが確実ですが、
私はいつも、出たとこ勝負で、近くに行ったらお店に入って、
「余分にありますか?」と聞きます。
普段は運が悪いけど、これだけは外れたことがなく、毎回買えてます。
(こんなとこで運を小出しにしているワタシ

以前は、買うとき、「なるべく、すぐ食べて下さいね!」と、
しつこいくらい言われたのだが、
今回は、「保冷剤があるから、新幹線で東京に帰るまでは大丈夫!」
と言われました。
うーん。京都は進化してるのだ。

お店は、先日ご紹介した、お茶の『一保堂』さんの少し手前にあります。
以下、レトロなお店の様子(クリックすると大きくなります)
20070128234117.jpg外観
このウィンドウが好き♪20070128234129.jpg

20070129000749.jpg「をす」と書いてあるの見えますか?
20070128234159.jpg
店内を撮影させていただきました。店主さんにもちょこっと顔を出してもらいました。
20070128234215.jpgお土産、御見舞にピッタリ!

村上開新堂
  京都市中京区寺町通二条上ル
  075-231-1058
  日・祝、第三月休、10:00~18:00
 ※営業日等は、念のためお店にご確認下さい。
  なお、[好事福廬]は、11~3月のみ発売。
  その他の月は、[オレンジゼリー]になります。
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ゼリー from ゼリーがたくさんあります

ゼリーゼリー(英語|英:''jelly''、フランス語|仏:''gelee'' ジュレ、ドイツ語|独:''Gelee''あるいは''Gallert'')とは、冷えて固まった肉汁や魚汁の煮こごり、または、果汁やワインなどに砂糖などで甘味を加え、ゼラチンなどを添加して固めたものを言う。ゼリーは一般に
  • 2007/03/15 23:59

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Comment

surugaki

お、今度は、小出しですね。味わい深くて良いですよ。「温州みかん」では、
無いのですね。残念。和菓子に通じる洋菓子ですね。感服しました。

m.m

をす いい味出してますねi-179
外観も うん!白あずきさん好み。
期間限定なのですか、そういうのはたまらんですね。
でも、ブログではいい味が感じられなくて残念ですi-182
京都が進化しているように、ブログの世界に味覚があったらなぁ、と思う今日この頃。

surugakobo.Y

京都へ行く機会があれば寄ってみたい所ばかりです。
>美食家で有名な歴史小説家・池波正太郎さんが・・
こんな前置きがあればなお行きたくなりますね^^
想像の世界ですが「ご賞味させていただきました!」

白あずき

>今度は、小出しですね。
こんな長いのを、2~3本まとめたら、
飽きられて読んでもらえなくなってしまいます。
(結構いつもやってるけど・・・)

温州みかんバージョンは、たぶん、
すろうさんか、m.mさんが作ってくれるでしょう(プレッシャーi-239

白あずき

>いい味出してますね
そう!アベッカムさん風にいうならば、
よく出汁が出てる感じ。

>ブログではいい味が感じられなくて残念です
そうですねー。
たとえ写真写りが悪くても、ほんとは美味しい「自力ウィンナー大葉入り」(だっけ?)のお味見も出来ないしね~。
世の中進歩しすぎなのです。
想像の余白があるくらいが丁度いいのです。

白あずき

京都へ上洛の際は、是非是非!
今回のシリーズで紹介したものは、
全て私が約6時間くらいで回ったコースです。
京都旅行のついでに半日くらい余裕をみておけば、神社仏閣とはちょっと違った京都観光が出来ますよ!

アベッカム

非時香菓。

老松さんのパッケージにも書いてありましたね。

私が小さいころ、母が料理教室で、このようなゼリーを教わってきて、何度か作ってくれたことがあります。

 愛媛に来てから、私もまねしたことがあります。
 温州みかんなどは、皮が薄いので、難しいかと思いますが、甘夏でしたら、上手に出来ると思いますよ。

 パーティーなどに、たくさん作っておもてなし。そんなときは、家にご連絡を。
  • URL
  • 2007/01/29 22:37

白あずき

>そんなときは、家にご連絡を。
アベッカムさんも宣伝上手になってきましたね。
みなさん、アベッカムさんのミカン農園については、リンクの「愛媛のおいしいみかん 青い楽園」をご参照下さいv-379
今日早速伊予柑届きましたよ。
ありがとうございます。
丁度前のひと箱(伊予勘三郎)がなくなったとこです。
伊予柑ジュースも楽しみにしています♪

非時香菓・・・橘のことですよね。
柑橘一般、と考えてよいのでしょうか?
昔はそんなに種類がなかったでしょうから、
普通のおミカン?
それとも、御所とかに植えてある右近の橘の実?(右近でよかったかな)
元々お菓子の起源は、果物なんですよね。

すろう

ぴそかにパクろうと気になっていた
蜜柑ゼリー!(鼻血)
ちょうどなんかの雑誌(立ちチラ読み^^;)に出てただよ。
と思ったら上にプレッシャーがすでにかけられてるし(笑)
しかも池波正太郎さんですと?!(鼻血)

白あずき

ふふふ・・・
プレッシャーをかけるまでもなく、
ご自分で使命を感じていたのですねっ!
アップされるのを楽しみにしていますよ~ん。

ルーズメリー

白あずきさん。
「村上開新堂」さん 外観もすてきですが、
店内も重厚で落ち着いた雰囲気ですね~
正面のアーチ型の囲みのラインも、その隣にある飾りだな(?)の硝子模様も さらに隣の支柱もりっぱですね~
包装するひもが ぶら下がっているのも 手仕事の趣を感じます。

お見舞いにぴったりな[好事福廬]
私 風邪っぴきなんです。
(決しておねだりではありません(^^♪ )

白あずき

コメントたくさんありがとうございます!
お風邪は大丈夫ですか?
[好事福廬]は、残念ながらお日持ちがしませんので、そちらまではお届け出来ず残念で~すi-237

村上開新堂さん、いい建物ですよね。
昔の商店街とか思い出してしまいました。
実家のお店(もう止めましたけど、時計屋さんでした)も、おじいちゃんの代には、こんなウィンドウがあった気がします。
この店に来ると、懐かしい~と思うのは、
そのせいかも知れません。

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基本的には、フラフラするのが好き。
旅行したり散歩しながら、道端の植物やお店を覘いたり、美味しいお菓子を探したり・・・
現実はそんなことばかりもしていられないので、せめてブログでフラフラしよう・・・

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