六甲のおいしい 1日

ニューヨークから戻った1週間後、
朝、お洗濯をしながら、急におもいたちました。

「そうだ、六甲行こう・・・」

阪神間に2年ちょっと住んでいた私には、
六甲は、親しみのある山並みです。
大阪で働いていて、帰りの電車に乗って
六甲の山並みや灯りが見えてくると、
”あぁ、帰ってきた・・・”という気持ちがしたものです。

その六甲に久しぶりに向かった目的は・・・
EPSON002.jpg

あの、ヴォーリズが設計した山荘が六甲にあり、
しかも、あの!リリエンベルグの手摺りなどを創られた
PAGE ONE西田光男さんの個展が開かれているからでした!
(リリエンベルグは、新百合ヶ丘にある美味しいお菓子屋さんです。
 そこで西田さんの作品に出会い、一目惚れ!
 その時の記事はこちら→”お菓子の家”

「PAGE ONE」の写真集と、小さいバッグひとつを抱えて、
新幹線に飛び乗りました。

20070811000138.jpgちょっとレトロなケーブルカーに乗って

山頂に着いてからはかなり迷いつつ、山荘に到着。
入り口の小さな門から玄関へのアプローチを辿ると、
昼からヒグラシの声がお出迎え。
雑木林に囲まれた庭で、ヴォーリズの建物は、なかなか全貌をあらわしません。

けれど、庭に、部屋部屋に、
西田さんの鍛鉄作品が、無造作に、自然に、だけど丁寧に、
並べられています。
それがあまりにも、建物や建物を含む空間に溶け込んでいて、
どれが作品で、どれが元からあったものやら???
あまりにも、しっくりと。

たとえば、こんな感じ。
20070811001842.jpgあれ?
お庭にアヒルとウサギさんが・・・


実は、鉄で出来た作品。
20070811002111.jpg



または、こんな子たちも。
20070811002210.jpg

20070811002341.jpg一番右の子だけ、
ずいぶん年季が入ってる
・・・それともホンモノ?




山荘の居間。
どれが元からあったもので、どれが西田さんの作品かわかりますか?
20070811011150.jpg

20070811003917.jpg

結局、ヴォーリズ六甲山荘は、周りを木々に囲まれて、
裏庭側からしか全景を見ることが出来ません。
その裏側も、半分は木に隠れています。

ヴォーリス六甲山荘は、
1934年にヴォーリズ建築事務所の設計により
個人別荘として建てられたものだそうです。

六甲山頂の気象変化の激しい立地条件にあって、
建築当時のオリジナルな状態が保たれており、
ヴォーリズ様式の特色がそのまま残され、かつ、保存状態もよく、
関西に数多く残されているヴォーリズ建築のなかでも
建築的価値・希少性の高い建物として、
アメニティ2000協会では、
この山荘をナショナルトラストの第1号として購入し、
保存と再生に取り組んでいるそうです。


所在地  :神戸市灘区六甲山町

建物面積 :263.99㎡ 敷地面積 :5824.83㎡

構 造  :木造平家建

      (ラウンジ、食堂、洋室4、和室1、厨房ほか)

建築年  :1934年

設計者  :ヴォーリズ建築事務所

アメニティ2000協会のHPを参考にさせていただきました。

図面です↓
うまくスキャンできなかったのですが、
クリックしてみれば、少し雰囲気がつかんでいただけるかも。
EPSON003.jpg


西田さんの作品と、ヴォーリズ六甲山荘の記事は、
まだまだつづきますよぉー。
スポンサーサイト

Pagination

Trackback

鍛鉄の鉄人:西田光男の世界 from OMソーラーの家「東京町家」

皆さん鍛鉄工芸という言葉をご存知でしょうか?実はこれ、西田さんが創った言葉ですから、知らなくても無理はありませんね。一般的には鍛造といって、鉄を熱で赤めて叩いて造形していく、鍛冶屋さんの仕事です。ほら、しばしも休まず槌打つ響き♪って歌ったでしょ・・・あの
  • 2007/09/18 23:54

Trackback URL

http://amarantine2.blog46.fc2.com/tb.php/260-407bfff9

Comment

かげ

一目ぼれするのがわかるような作品ですね。
この山荘もいい雰囲気だなぁ・・・
お菓子の家の手すり、雨水が流れて、カタツムリがいて面白いですよ。
昔はよく電車に乗ってぷら~っと出かけたもんですが、最近出かけてないなぁ・・・

白あずき

リリエンベルグの手摺り、素敵でしょう?
ここも建物としっくり合っていますよね。

結構、突然思い立って出かけるタイプです。
ただし、朝寝坊なので、大抵実現しませんが・・・。

m.m

ヴォーリズって誰だっけ?
と寄り道をしに行ったら、帰ってこれなくなりました。
名前しか知らない人のようでしたi-229

ヴォーリズにちなんでリスなのだろうか?
って書いたら怒られますかね?
一瞬ネズミ?と迷いましたが、
尻尾が大きいし、クルミ持ってる~。

こんなに素敵なヴォーリズの空間に、
しっくり馴染ませるなんて、なかなか難しそうです。
相手を活かす、ところがまた美しいですねi-233

それに、白あずきさんの行動力にも脱帽!
好き、に忠実な姿勢はとても共感を憶えますi-237

白あずき

m.mさんがヴォーリズ初耳とは、意外。
ヴォーリズの作品は、どっちかてと関西に多いですからね。

ヴォーリズは、日本人女性と結婚し、
日本に帰化した建築家であり、キリスト教伝道師という、
ちょっと変わった経歴?
そのへんもちゃんとレポするべきでしたね。

もうご覧になったかもしれませんが、
↓ご参照下さい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%82%BA

ヴォーリズに因んでリス・・・かは・・・
鍛鉄の鉄人さん、もしいらしたらお返事お願いします。

>好き、に忠実な姿勢はとても共感を憶えます
この血は、妹にも脈々と受け継がれている筈・・・。

鍛鉄の鉄人

普段からリスをはじめ多くの動物を作っていますから、とりたてて関係はありません。恐竜も作りましたよ(6月28日参照)。
僕の工房『PAGEONE』の作品はヴォーリズの空間には合うと思ってはいましたが、庭はこんな風に、寝室にはベッドを、などといろいろ考え制作しました。上手に馴染んだと思います。
 すばらしい空間での9日間、すばらしい人との出会いが、個展の最大の成果でした。
  • URL
  • 2007/08/11 15:46

白あずき

見に来ていただいてよかったです!
その節は、お時間を取らせてしまい、申し訳ありませんでした。

>普段からリスをはじめ多くの動物を作っていますから、とりたてて関係はありません。
PAGE ONEさんの作品には、リスやネズミちゃん、多いですからね。
そうだと思ってました。
もしかして、安井さんの作品かな?

次回は是非、高崎の「哲学堂」を器にオススメします。
こちらはレーモンドです。

まだまだ、ご紹介したい写真があるので、
あと2回くらいは続くかも?
通ってください!

けん

まだ六甲山ケーブルあるんですね(笑)。私、子どもの時に六甲山牧場で不良羊どもに囲まれておにぎりを喝上げされて以来、トラウマで六甲山に足を踏み入れてません(^^;)

ヴォーリズは関学や神戸女学院の校舎などもそうですよね。関学では数年前に展覧会も開かれていたはずです。あとメンソレータムの近江兄弟社の創業者。やはり拠点だった滋賀県内が一番ヴォーリズ建築が多いような気がします。

http://vories.com/

surugaki

鍛鉄の鉄人さんのブログは、東京町家さんのブログで知り、
偶に拝見していました。味わい深くてよいですね。六甲にも
似合いますね。3年ほど前に六甲山ホテルに泊まりましたが、
台風で飛ばされそうになったことを思い出しました。ニューヨーク
の後は、六甲ですか。いいなぁ~。

白あずき

私も六甲山牧場行きました!
お弁当作っていったのですが、
やはり、不良羊被害にあっているふぁみりーを見て、
背後からやられないよう、崖地を背に陣地を作り、
前方に目を光らせながら、必死でお弁当を食べたっけ・・・。
そのふぁみりーは、レジャーシートにヅカヅカ上がってきた羊達に、
弁当食われる、う○こされる・・・で、悲惨でした。

ヴォーリズ、軽井沢にも多いようです。
有名どころでは、「山の上ホテル」ですよね!

白あずき

お!そんなところで繋がっていたのですねi-198
ブログの輪v-433

>ニューヨークの後は、六甲ですか。いいなぁ~。
ふふふ、しかも六甲の帰りは、京都先斗町♪でお食事して帰ってきましたよー。
静岡を素通りするのが、心苦しかったです。
うひひ。

Post Your Comment

コメント登録フォーム
公開設定

Utility

プロフィール

 白あずき

Author: 白あずき
基本的には、フラフラするのが好き。
旅行したり散歩しながら、道端の植物やお店を覘いたり、美味しいお菓子を探したり・・・
現実はそんなことばかりもしていられないので、せめてブログでフラフラしよう・・・

月別アーカイブ

カウントダウンリアルツリー

ブログパーツ制作