建築探偵その48 神奈川県立近代美術館

鎌倉は、鶴岡八幡宮の境内にある 神奈川県立近代美術館に、
『建築家 坂倉準三展』 を見に行く。

坂倉準三展
外観

この器(美術館)自体、坂倉準三の作品だ。
実は、中にはいるのは初めて。

ロの字型の建物の一階は大谷石の外壁で、
展示室のある二階周りは白い外壁(アスベストボードか?)


正面

一階の一部は、八幡宮の平家池に張り出している。

一階バルコニー
一階バルコニー②

池はこの時期、睡蓮と蓮で埋め尽くされています。
中庭と、この池に張り出したバルコニーの連続性が開放感。


中庭から
二階から中庭

中庭には、ところどころに彫刻が。

中庭のふたり

大谷石が、いいアクセントを作っています。

大谷石

あぁ。 階段フェチの血が騒ぐぜ。
三階への階段


この昭和な雰囲気のカフェに入らなくてどおするの!と、心の声が叫び、
思わず、くそ暑い中、テラス席へ。
テラスからは、平家池が見渡せます。


カフェ

カフェの壁画が、これまたシビレル。
壁画


意外と、ふっとしたところに、凝ったデザインのものがあったりして。
水飲み
ドア

坂倉さんは、ル・コルビジェの教えを直接受けた弟子で、
たしか日本人では最も長く一緒に仕事をしていたのでは?
学校、役所、美術館などの公共建築をはじめ、
渋谷、新宿という大都市のターミナル開発も手がけている、
建築家という枠に留まらない、都市計画デザイナーとでもいうんでしょうか。

かと思えば、民間企業の仕事もたっくさんやっていて、
自分的には、出光のガソリンスタンド群がツボった。
もしも現存しているスタンドがあったら、ぜひ訪れてみたいもの。

一方、住宅建築も精力的に手がけていて、家具のデザインなんかもしているんですね。
新橋にある 
バナソニック電工 汐留ミュージアム では、
板倉準三の住宅建築と家具デザインにフォーカスをしぼった
『建築家板倉準三展 
    モダニズムを住む/住宅・家具・デザイン』

を、9月27日まで開催中。
こちらも行かなくちゃ。

sakakura01.jpg


ところで、
私は、美術館に隣接するこちら
の建物に、魅せられた。
『学芸員室』 とだけ書かれた、そっけないプレートがかかっているだけ。


学芸員室②

外壁の控えめなアールに、いたくソソラレル。
板倉準三作かどうかは、不明。
だれか教えて。


学芸員室
白壁
キバナコスモス


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2007・スイス&スペイン「予告編」・・・ル・コルビジェの「母の家」 from 駿河木の家日記

娘夫婦が暮らす、スイスのVEVEY(ヴヴェイ)から、車で3分ほどの所にル・コルビジェの母の家があります。道路に案内板が出ていました。83年前に建てられたこの家は、現在、毎週水曜日の午後1時半~5時までの間、一般に開放されています。フランスとスイスにまた
  • 2009/09/08 19:04

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Comment

シードル

ほーこのお方は知りませんでした。
作品を見ればわかるでしょうか?
でも神奈川県立近代美術館は知ってます。
行ったのはかなり前、外の池がきったねかった。
今はきれいみたいですね。

そうか大谷石だったのか。
前述ですが、大谷石は大谷資料館へ行ってから見方が変わりました。
カフェの壁、となりの市のローカルな体育館の壁画思い出した(笑
もっとチープですが。
ところで学芸員室の入口はなぜ鉄格子?
奥は何だ?人いるの??
謎だーうれしい。
だれか教えて。

美鳥花

 ほーほーアタスもしらなかった坂倉氏の建築~~たまたま、だら観のテレビで★ル・コルビジェの世界の建築ってテーマだったかな?
ほんの数時間前なのでちゃーんと学習したことの中から意識して観てます!
階段もフェチなんや!
そいから~~~キャーーーーッアタスもすきだなぁ~~~ガソリンスタンドの出光さんちの
燃えよ アポロンかダビテチックな横顔看板!
いつも素晴しい建築の世界をありがと!
こころの声にも血と知が瞬時に噴流する気持ちにも激しく同意!(また、またシードル語)
モネにもみせてあげたぁーぃ池の光の反射も
素敵!こんな優しい気持ちになれんのもそろそろな秋のせい!!
  • URL
  • 2009/09/08 18:57

surugaki

実に美しい建物で言葉もありません。ル・コルビジェの影響が
感じられますが、繊細さと施工精度はこちらの方が磨かれて
いて、上質な感じがします。以前にもTBさせていただきましたが、
またしても「母の家」をTBさせていただきました。

白あずき

このお方、作品見ればナットク、ですよん。
たぶん、シードルさんもよく訪れる(決めつけ)、新宿南口周辺ターミナル部分は、
この方の設計ですー。
鎌倉近美、行かれましたか!
私はいつも、池の向こうに眺めていただけです。
池、汚かった?
きっと今も、蓮で見えないだけで、汚いままかと・・・。

大谷石、壁である分には、いいですが、
間違っても敷石にはしないよおに。
実家の庭の敷石が大谷石でしたが、すぐボロボロになったっけ。

> ところで学芸員室の入口はなぜ鉄格子?
わおーi-282 気づかなかったけど、
なんだか、おどろおどろしたことを想像してしまったー。
だれか否定してくでー。
  • URL
  • 2009/09/09 00:23

白あずき

ル・コルビジェ・・ぽいですよね?そう言われれば・・・。

> 階段もフェチなんや!
そおですよー。 階段フェチ。 手摺りフェチ。
昇りたくなる~。 
そして、手摺りの丸みに頬ずりしたくなる~。(変態です)

> 出光さんちの燃えよ アポロンかダビテチックな横顔看板!
そう! その看板と、赤&白で、近未来的(当時)デザインの数々のGSたち!
昔、家の方にもあったかも~、とか思うと、わくわくしまっせ~。
どこか、地方で残ってないものだろおか・・・。
ここに一個だけ写真が載ってます!(真ん中あたり)
http://www.moma.pref.kanagawa.jp/museum/exhibitions//2009/sakakura/index.html
ぜひ、見てみてほし~。
  • URL
  • 2009/09/09 00:39

白あずき

懐かしい「母の家」記事のTBをありがとうございました。
当時の自分とたるけんましこさんのコメントを読み返して、
バーチャル家族である爺においてけぼりにされた寂しさを思い出してしまいました・・・。

ちなみに、『選挙速報』記事、拝見しましたが、
奇しくも私も同タイトルの記事を上梓しており、
ひさびさに血の濃さを実感し、空恐ろしくなりました・・・。
というわけで、コメントもTBごっこはいたしませんでした。
(しても拒否されるしー)

  • URL
  • 2009/09/09 00:46

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Author: 白あずき
基本的には、フラフラするのが好き。
旅行したり散歩しながら、道端の植物やお店を覘いたり、美味しいお菓子を探したり・・・
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