2年と11ヶ月後

2年と11ヶ月後、
もう一度ここに戻ってくるための記録。

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初めて足を踏み入れたのは、二十歳だったか。
それから通うこと、ン十年。
一体何回通ったのかわからないほど、この階段を上り下りし、

二階への階段

この窓から外を覗き、

二階窓から

この絨毯を踏んだ。

一階ロビー絨毯


ここ数日は、ニュースでも何度も報道されましたが、
現歌舞伎座の建物が、老朽化のため建て替えされることとなり、
先週28日が最後の興行の千穐楽、30日が閉場式でした。
新しい歌舞伎座は、2年11ヶ月後に開業だそうです。

毎月の歌舞伎観劇が定例だった私にとって、
たとえボロでも、現歌舞伎座は慣れ親しんだ場所。
でも、慣れ親しんだわりに、行くたびにドキドキする場所。
ましてや、大好きな歌舞伎が見られる場所。
他の劇場とはぜんぜん違う空間。

なので、寂しいけど、
やっぱり今の歌舞伎座は、階段が多くて座席も狭くて、
お年寄りにはつらいし、ちょっと居心地が悪いところもあります。
私は、こう考えることにしました。

① 古い歌舞伎座と、新しい歌舞伎座の、
  どちらも体験出来る時に生まれついたなんて、私ってラッキー!

② 年々足腰が弱ってきている私の老後のために、
  松竹さんが、フンパツしてバリアフリーの建物を建ててくれるのね。

世の中の物事は、
自分に都合良く解釈した方が、ストレスはグッと減る。



さてさて、
しばし、私の中の想い出の歌舞伎座写真集にお付き合い下さい。


歌舞伎座のロビーには有名画家の日本画がいっぱい。
幕間の楽しみのひとつでした。

二階東ロビー
二階東側階段踊り場
二階西階段踊り場

名画といえば、こんなとこにも。

富士

大山忠作の「朝暘の富士」・・・の緞帳。

緞帳

なんだか、どこの写真だかわからない、部分写真が多いですね。
意外と、懐かしい場所を・・・と思ったら、そんな風になってました。
ちょっとひいて撮った写真も載せておきましょう。



ここは、正面入り口を入ったロビー。
このロビーの吹き抜けから二階を見上げた”大間”に、
翌月の演し物の看板がかかるので、いつも来る度、
「次の演し物は決まったかなー」と、見上げました。

吹き抜けロビー
梨園の奥様達が、お客様をお出迎えする、
華やかな場所でもあります。


これは、28日、千穐楽に撮った写真です。
千穐楽外観

櫓

最後の日は、建物の横の通りを通ってみました。

横のとおり

↑赤い幟が見えてますが、歌舞伎座のお稲荷さんがあります。
お稲荷さん

塀の向こうに、大道具の松の木。
どのお芝居に使っていたのかな・・・。
大道具の松の木


正面入り口の左右には、それぞれ、
「切符売り場」 と、「一幕見席」の入り口が。
楽と閉場式は、徹夜組も出たとか。
いつも長蛇の列です。 おっと、「でした」か。

一幕見席

切符売り場

「歌舞伎座さよなら公演」が始まってから、
歌舞伎座前にはカウントダウン時計が設置されました。

私が最後に行った、閉場式の日には、「あと1日」のデジタル。
その日の零時には、時計は「0」を表示し、
多くの人が歌舞伎座に残って写真を撮ったりしていたようですが、
私の中には、「あと0日」はなくて、「あと2年と11ヶ月」。
それまで健康でいられますように。

201004301542001.jpg


次の歌舞伎座でも、この子に会えるかな。
(三階席、カレーショップに居ました)
オリエンタルカレー






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Comment

たんぽぽ

わ~、毎月歌舞伎観劇!すごい!
私なんか、おはずかし…歌舞伎座の前を通ったことがあるけど、中に入ったことないですよ。。。歌舞伎は3度くらい、他で観たことはありますけど。
日本伝統の芸術を分からんでどうすんの~って、いわれそうですが・・・

この建物もこわされちゃうんでしょ?残念ですよね、なんとか保存して欲しいけど。
白あずきさんのおかげであまり人が目にしないところなどみせていただき、おもしろかったです~。

約3年後、白あずきさんは待ち遠しいですね。
その間、どこか他でやっぱり観るんでしょうけど。
あ、誰のファンなんですか?
海老蔵だったりして~。
  • URL
  • 2010/05/03 21:29

シードル

そうか~、私は行ってみたいと思いつつ一度も行かずじまい。
ちょっとしきいが高そうに感じた若いころ、今は後悔してます。
できれば新しい建物も今の物をたくさん残して継いでもらいたいですね。
たとえなくなってもこの歌舞伎座は愛した人たちの心に永遠に残るでしょう。

ロビーの絵、喰いついたのは川端龍子の「牡丹喰い青獅子」、
絶対そんな題名じゃないし(笑
緞帳の富士山も格式がすばらしい!まさに霊峰。

新しい歌舞伎座は約3年後か~、、長い?短い?
役者さんをはじめ歌舞伎座に携わるすべての人達が再びここへ戻ってくる
その日まで、期待して待とうぜ!

あっそうそう今年こっちで平成中村座の公演がありますが、行くことになりました。
一昨年観て感激した友人が誘ってくれました。
平日にマッハで5時ダーッシュ!の予定。

美鳥花

やっぱ、ここに居たんだ!!歌舞伎座最終章に長蛇の列(一番前は、なんと4日前)繰り返されるNEWSに「ウサギ抱っこしたはおらんかえぇ)して観てませた!100%まちがいなく
白あずき嬢はここだここだって、さよなら歌舞伎座の美のアップを密かに期待!
やわぁーぃ!やった!素晴しいフォーカス
眼のつけどころは、アインシュタインの眼どころじゃなかった!まだ、どっこーーーーも行ってないぜ連休の寂しい日々にそいから戦いちかれた後のドット一息ありがとう~~~~♪
2年と11ヶ月かぁ~~その頃にまもんの白あずき嬢と美の競演を歌舞伎座の前で。
キャーーーーーーッ。ドーモホルンリンクル使った方がええ?
  • URL
  • 2010/05/04 16:32

白あずき

別に毎月歌舞伎を観劇してたらすごいとか、
歌舞伎座に入ったことがなくて恥ずかしいなんてことは断じてないですよ!
私はたまたま歌舞伎にハマったからで。
でも、ハマらなかったとしても、一度くらい歌舞伎座の雰囲気を感じるだけでも、
体験してみてほしかったなー。
あの雰囲気は、独特!
ある意味、アミューズメント・パークといえるかも♪

> この建物もこわされちゃうんでしょ?残念ですよね、なんとか保存して欲しいけど。
建物は解体するけど、装飾とかで使えるものは残しておいて、
新築した建物に再利用するらしいですよ。
新しい建物に行って、それを探すのも楽しいかも♪
日本橋三越の建物の大理石にアンモナイトを探すみたいな感じかな?(え?たとえがヘン?)

>誰のファンなんですか?
歌舞伎の俳優さんって、不思議と嫌いな人がいなくて、
ほぼみんな好きなんですけど、
一番のご贔屓は、中村勘三郎丈です!
明日、フジテレビで特集番組(金曜プレステージ)をやるから、ぜひ見て見てください!
惚れちゃいますよ~、きっとi-237
  • URL
  • 2010/05/06 23:50

白あずき

ええ、シードルさんも行ったことなかったの? それは残念。
内部をうろうろするだけでも、きっと楽しい・・・と思うのは私だけかなー。
閉場式のとき、昔の俳優さんとか昔の舞台の記録映像を幕間に上映したんだけど、
画面の俳優さんにまで、大向こうさんの声がかかったり、
その大向こうさんのかけ声も、「○○屋!」だけじゃなくて、
「木挽町っ!」(歌舞伎座の建っているところ、昔は木挽町という地名だった)とか、
「四代目!」(空襲で焼けたりして、今の歌舞伎座の建物は四代目)
「ありがとうっ!」とかいう声がかかったりして、じーんときました。i-241

> ロビーの絵、喰いついたのは川端龍子の「牡丹喰い青獅子」
お!するどい!
川端龍子と見破るとはっ!
そしてタイトルは、おしいっ!「青獅子」でした。かわいいね。

> 新しい歌舞伎座は約3年後か~、、長い?短い?>
私をはじめとして、多くのお年寄りの歌舞伎ファンは、
それまで私、生きてるかしらーと、思っていると思います。
俳優さんの中にもそういう人、いらっしゃるはず。
だけど、逆に、あと三年、意地でも生きなきゃ!生き延びたるで~・・・という、
生きる意欲に繋がるかもしれませんネ。
私もがんばろう。

松本平成中村座、行かれるんですね!!
私ももしかすると、行きますよi-179
今回も市民キャスト募集するみたいですよ!
ぜひ、シードルさんにも参加してほしいなー。
声援しますよ~。「よっ!シードル屋っ!」
  • URL
  • 2010/05/07 00:15

白あずき

> やっぱ、ここに居たんだ!
え、ばばばばれてました?i-229
すんげぇ人というか熱気で、ウサギは抱っこしていけませんでしたけどねぇ。
この週は4日通ってました・・・自分でも信じられないけど、
そんなにしてても、まだ歌舞伎座さよならが信じられないです。

え?姐さんが連休どこにも行ってない?
私もほとんど家におりました。
なんか、気が抜けちゃったというか、
先週留守がちでうめ様からお許しが出ないというか・・・。

姐さんにも味わってほしかったなー、
さながら日本画美術館、着物の競演、梨園の女達の、
美と日本伝統芸能の集結した歌舞伎座っ!
紅白餅入り「めでたい焼き」も美味かったぜ~。
では、2年11ヶ月後に会いましょー。
  • URL
  • 2010/05/07 00:31

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 白あずき

Author: 白あずき
基本的には、フラフラするのが好き。
旅行したり散歩しながら、道端の植物やお店を覘いたり、美味しいお菓子を探したり・・・
現実はそんなことばかりもしていられないので、せめてブログでフラフラしよう・・・

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